記念すべき第一回目の今日は、私たちが普段食べている給食が、どのように作られ学校へ届けられているのかを探検してみましょう。
やってきたのは兵庫県加西市。加西市では地産池消・食育推進活動の一環として、市内にある神戸大学の農場で採れた柿を学校給食に取り入れようとする取り組みが行われました。
ちさんちしょうってなに?
地産池消とは、その地域で作られた食材などを、
その地域で消費することじゃよ。
これは地域の活性化につながるんじゃ。
地産池消をみんなが心掛けることによって、
私たちの街がより豊かになるのね。
神大農場の柿は付近の丘陵地帯を利用した
果樹園で栽培されています。
農学部の学生さんは毎週六甲のキャンパスから
泊まりでやってきて収穫実習や研究活動を行っています。
約460アールの農地では主に梨・ぶどう・柿が栽培され、
柿の場合は年1,200kg程度が収穫されます。
「平核無」何と読むか分かるかな
へいかくむ??
ひらかくなし??
答えは「ひらたねなし」じゃよ。
ここで作られている柿の品種で、
種なしの渋柿なんじゃ。
先週、近くの小学生や実習の学生さんが収穫したものを、
二酸化炭素を使った脱渋機で約1週間かけ
「渋ぬき」をします。
この渋ぬきされた柿をイズヘイのトラックに積み込んだら、
次の目的地へGO!!
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30分ほど車を走らせ到着したのは
加古川市野口町にある、大崎青果株式会社。
原料である神大農場の柿を「カット」「個包装」する会社です。
ここでまず、数量と原料のチェックをしてもらいます。
熟度、固さもバッチリ!
あまり熟しているとカット作業が大変なのだそうです。
作業員の方が一個一個状態を見ながら、
丁寧に1/4カットしていきます。
わぁ!
全部手作業で一つ一つカットされるんだね。
でも皆さん丁寧でとっても速い!!
カットされた柿は個包装され、
発泡スチロール箱に氷袋と梱包されて、
イズヘイに届けられ、ついに各学校へと届けられます。
若布ご飯 / 牛乳 / みそ汁
がんもと竹輪の煮つけ/柿
こうして加西市内の4つの小学校で
神大農場の柿が給食で提供されました。
僕たちが普段何気なく食べている給食が、こんなにたくさんの方々の手によって作られているとは思わなかった!
そうね。私たちが毎日美味しい給食を
食べられるのは、今日出会った方々の
おかげなのね。
そう思うとますます給食の時間が楽しみになっちゃうよ!
まだまだ我々が探検しなくちゃいけないことは、
たくさんあるぞ。次回もまた、楽しい食育探検で
新しい発見をしよう!
はい!
はい!