今回の舞台は兵庫県三木市。東播磨に位置する三木市は、金物の生産や戦国時代の三木合戦で全国的に有名なところです(来年は大河ドラマの舞台に!)。また、自然も豊かで農業においても酒米など数多くの特産品があります。今回はそのひとつ、三木市産「黒豆」が加工され、給食献立の「黒豆パン」として提供されるまでを追いたいと思います。
ぼく、黒豆大好きなんだ!だから今日はとっても楽しみ!
私も!黒豆を使ってどんなパンが出来上がるのかワクワクするわ!
今回、三木市産の黒豆を提供して頂いたJA兵庫みらいでは、
子供たちが食べる給食だから、特に厳重な選別を行ってくださいました
選別された原料を加工メーカーのサッポロ巻本舗でさらに念入りに
洗浄を行い、味付けして煮豆にします。そして、一度煮豆にしたものを今度は専用の炉で乾燥させます。
こうして保存が効き味付けも均一で、調理も簡単な「味付乾燥黒豆」が完成します。
黒豆そのままではパン用としては使えないため、メーカーで加工したものをパンに使用するんじゃ。
美味しそうな煮豆の香り!これがパンに練り込まれるのね。
早く黒豆パン食べたいなぁ。
さていよいよ出来上がった黒豆パンを給食でいただきましょう。
伺ったのは三木市立平田小学校です。
先生から、「今日の献立は三木の日です。黒豆パンの“黒豆”、もやしサラダの“もやし”、鶏肉香草焼の“バジル”、おさつスティックの“さつまいも”の 4 つの食材が私たちの住む三木市でとれたものを使っています」というお話がありました。
わぁ!!どれもとっても美味しそう!もう僕お腹ペコペコ。
今日の給食は、三木市で作られた食材がたくさん使われているのね。
そうじゃよ。これを地産池消というんじゃ。我々が住む地域で採れた食材を使うことによって、地域活性化につながるんじゃよ。
伺ったのは三木市立平田各地の学校給食で取り組みが進み「地場産物の給食利用」、ただしその中には加工しなければ給食に提供できない食材も多々あります。
そこで泉平に求められる役割が、栄養士様の要望を受け、メーカーと協力して給食向けの加工食品として作り上げる事なのです。
【ひょうごの味めぐり 三木の日】
黒豆パン/牛乳/鶏肉の香草焼き/もやしのサラダ/チンゲン菜のスープ/おさつスティック